劇団岸野組「森の石松外伝2 〜石松と土佐のよばれたれ〜」池袋・東京芸術劇場 小ホール2

作:観世桂男  演出:岸野幸正
岸野幸正関俊彦飯塚雅弓渡辺菜生子・くじら・大倉正章志賀克也・村上佳之・奥戸裕子・礒部由江・桝中玲・上岡昌雄・中村美緒・村田絵美・須永志乃・島侑子

待ちに待った、飯塚雅弓出演舞台の初日。一部ダブルキャストです。本日はAキャストとの事
岸野組は初見。題名の通り、岸野幸正森の石松を演じます、劇団のHPを見てみるとこれは岸野さんのライフワーク的な役みたいですね
飯塚雅弓の役どころは命を賭した使命を持つ娘「お小夜」
開幕直後、いきなり狸たちのダンスが始まったときにはどうなることかと思ったのですが、なかなかよくできたコメディでした。お江戸でござるみたいな感じです
基本的には岸野さんの為の舞台。大衆演劇的に主役中心で、客演者にはそれぞれ見せ場があるという感じです。声優畑で活躍する出演者が多いせいか、全体的にアニメ風な演技でした

時代考証は適当
人物設定もおそらく適当
特に飯塚雅弓のお小夜はわからない。代々、藩からの使命を帯びているのにおそらく身分は町人、それにしては言葉使いがおかしくて、ちょっと理解できなかったです
主役の石松が金毘羅参りの帰りだったり、講談で有名なあの台詞を思わせる場面があったりするのは妙におかしい。しかも、その台詞は言わない。この中途半端さが何を意図してるのかは不明。常連客にはわかるのかもしれない
1時間45分の短めの舞台で引き締まっていて集中して楽しめた。もちろん、まーちゃんをもっと長く観たかったという不満はあるのですが、それはまた別の話
ストーリーには、ちょっと気になる点があったのですが、それは全公演終了後にでも書きます。
パンフが500円と安価なのはよいのですが、かなりショボいです。カラーで作ってほしかったですね
なんにしても、前髪をおろして日本髪のまーちゃんは古の面影があって懐かしい感じでした。かわいかったです