純情きらり

「冬吾さん、何しに来たんですか」冬吾あいかわらずだ
桜子方に冬吾への手紙を送る笛子もあいかわらずだ
桜子、達彦はきっと生きてるよ。なんで死んだって思えちゃうの
コラッ冬吾、自分の絵が破られて焼かれた時の事を考えろ
「酷いよ冬吾さん。やめてって言ったのに」ホント酷いよ
「おかげで大事なものが何かわかったべ」だけど焼かれた楽譜は元には戻らないよ
「桜子は身のまわりの整理を済ませたら、すぐに東京に行くことを約束し…」この時期はみんな疎開したんじゃないだろうか。東京に出ていく人もいたんだろうか